LED ZEPPELIN レッド・ツェッペリン 「LED ZEPPELIN 1」 1969 リマスター盤
Led Zeppelin / Led Zeppelin(1969)
Label Atlantic
Producer Jimmy Page
Art Direction George Hardie
Nationality UK
Running Time 44:46
HEAVYWEIGHT 180g リマスター盤 輸入盤
【収録曲】
*SIDE A
01. Good Times Bad Times
02. Babe I'm Gonna Leave You
03. You Shook Me
04. Dazed And Confused
*SIDE B
01. Your Time Is Gonna Come
02. Black Mountain Side
03. Communication Breakdown
04. I Can't Quit You Baby
05. How Many More Times
"We went in and recorded exactly where we were at that point in time."
Jimmy Page / 1999
その当初から、世界で最も有名で影響力の強いヘビー·ブルース·フォーク・ロック·バンドは、他とは一線を画す個性的なバンドだった。Creamのような先駆者たちの恐るべきリフをとらえ、Led Zeppelinはそれをさらに新しい荘厳なジャンルのロックへと高めた。また1969年のデビューアルバムでは音楽の境界線を越えて、フォーク、ブルース、R&Bから受けたインスピレーションに対して畏敬の念を表した。
Willie Nelson の 「You Shook Me」 や 「l Can't Quit You Baby」におけるJimmy Pageの粋なギター演奏には、固いバンドのルーツが現れ、
「Dazed And Confused」(極度に太い下がるベースラインをチェックしてほしい)や「Communication Breakdown」(巧みな、まるでPete Townshendのようなリフに注意して聞いて欲しい)のようなベストセラーの?ヒット曲中では、1970年代ロックの未来がすでに図示されていた。
「Good Times, Bad Times」のような聖歌(アンセム)を思わせるような曲中で聴かれる、並外れたベーシスト、John Paul Jonesによる大地を揺るがすようなオーバードライブの音は、当時では唯一John Entwistle や、おそらくRoger Gloverが匹敵する程度だった(肩を並べられた)。
また今や伝説となったJohn “Bonzo” Bonhamの熱狂的で「タイトでルーズな」で有名な演奏は、Zepの名曲をさらにヒットさせたが、それは慣例を無視したものだった。Led Zeppelinは、ただパーツを集めただけのバンドではない。
気まぐれで時にナイーブな、多分に偶像化された?(熱愛された?崇拝された?)歌詞や、自らのジャンルを作り出したRobert Plantのボーカルスタイルは、おそらくこの後のアルバムにおいて見られるものであり、1969年のこの時点では、まだその本領を発揮していなかった。
しかし、このいく層にも重なり合う、フルレンジのダイナミックなアルバムは、すでに十分に称賛に値するものだった。